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ヨーロッパの靴サイズと日本の靴サイズ、違いを知っていますか?

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ヨーロッパの靴サイズと日本の靴サイズは違います

こんにちは、Tommyです!

今年から顕著に外国人観光客の方々が日本観光に戻ってきておられるのを感じます、コロナ前の活気を取り戻しつつありますね、本当に嬉しい限りです。

当店は神戸の観光地に位置しておりますので、海外からのお客様が本当に多いのです。

神戸が靴の産地と知っている方も多く、お土産に、ご自身用に、たくさん買って帰られます。

そして接客時には必ずと言っていいほど、「37」や、「5ハーフ」など、絶対センチメートルじゃないサイズをお求めになられます。

これらは何かというと、前者はヨーロッパの靴サイズ、後者はイギリスやアメリカの靴サイズのことなのです。

それではこれらの欧米の靴サイズについて詳しく見ていきましょう。

欧米の靴サイズのシステム

欧米の靴サイズのシステムは、大きく分けて下記の2つがあります。

  • フレンチサイズ(ヨーロピアンサイズ)
  • イギリスサイズ、アメリカサイズ

海外ブランドのパンプスやスニーカーを履かれる方には馴染みがあるのではないでしょうか?

「日本サイズだと23.5cmだけど、ヨーロピアンサイズだと37」なんて覚えておられるあなたは上級者!でもこれらは表示方法が異なり、完全には一致しないのです。

そもそも日本サイズと欧米サイズでは、「どこからどこまでをサイズとするか」が違うのです。

「足入れサイズ」と「靴型サイズ」

どういうことかと言いますと、まずは結論から申し上げます。

日本の靴サイズは、その人の足寸法を表した「足入れサイズ」であるのに対し、欧米の靴サイズは、「靴型(木型やラストとも呼ばれる)サイズ」なのです。

靴を履く時、つま先に少し空間を作ってサイズ選びをして頂きたいのですが、そのつま先にある足の入らない空間を「捨て寸(すてすん)」と呼びます。

日本の靴サイズはこの「捨て寸を含まない」足のサイズを指しており、欧米の靴サイズは「捨て寸を含んだ」靴型サイズを指しているのです。

こんな経験はありませんか?

「海外製スニーカーだと24.5cmを履くんだけど、日本製パンプスだと23.5cmを履く」というケース。

日本製の靴を販売する私たち販売員の経験からすると、本当によくあるんです。

海外製のスニーカーの場合、欧米サイズシステムをそのまま和訳してセンチメートルにしているだけの場合があり、それすなわち「靴型サイズ」であって、「足入れサイズ」ではない場合があるんですね。

そうなると、海外のスニーカーと、日本のパンプスで同じサイズを選んでしまうと、結構なサイズの違いがあるわけです。

「それ経験ある!」という方もたくさんおられるのではないでしょうか。

靴によってサイズを使い分ける

ご自身の靴のサイズを決めつけないということが大切です。

メーカーによっても大き目小さ目もありますし、(同じメーカーであってもデザイン毎に違います)日本と欧米のシステムの違いもありますので、その時その時で可能であれば試着をしっかりとして、正しいサイズ選びをしてみてください。

とはいえオンラインショッピングが主流の今、迷ったらレビューを参考にしたり、メールやSNSを利用してお店の人に質問してみるなど、工夫してみてくださいね。

それでは、また!

この記事の著者

Tommy

1984年神戸生まれ、神戸育ち。貿易の仕事をしていた頃、趣味で通った靴づくり教室の先生からの紹介で、神戸の靴業界へ飛び込むことに。現場の店長から始め、現在では国内・海外へ神戸靴を紹介する日々。現場でのシューフィッター経験や、国内外での営業経験を生かして、靴のマメ知識をわかりやすくお届けします。

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