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ヒールの種類とその名称について、徹底解説します!

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こんにちは、Tommyです!

スニーカーブームの到来から、パンプス離れが起きかけている昨今ですが、神戸の靴製造メーカーも手を変え品を変え、様々なデザインを提案しています。

最近では、珍しい形のヒールも見かけるようになり、ピンヒールやウェッジヒールなどの有名どころはさておき、「これは何ヒール?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回はヒールの種類とその名称について解説していきたいと思います!

ヒールの高さの分類

まずはヒールの種類の前に、ヒールの高さの分類からご説明いたしましょう。

  • ハイヒール…高さが7cm以上
  • ミドルヒール…高さが4~7cm程度
  • ローヒール…高さが4cm未満

独自で高さを分類しているブランドもありますが、一般的には上記のような分類となっております。

ヒールと言えばハイヒールを連想される方も多いと思いますが、こちらは慣れと鍛錬が必要。ヒールが高ければ高いほど、ご自身にピッタリと合ったサイズを着用することが大切です。

ミドルヒールについては、ローヒールに比べるとシルエットを美しく見せてくれる効果がありますので、初めてヒールを履かれる方や、久しぶりにヒールを履かれる方にも試して頂きやすいヒールです。

そして最近主流になっているのがローヒール。特に3cm程度のものを選んで頂くと、疲れにくく、歩きやすいことを実感していただけると思います。

ヒールの種類とその名称

それでは早速、ヒールの種類とその名称について見ていきましょう!

セットバックヒール【set back heel】

「最難関にして、最高峰、みんなの憧れ」、セットバックヒールです。

セットバックヒールがなぜ最難関なのか、それはハイヒールであり、「重心が取りにくい」からです。

かかとの真下にヒールが来る方が重心が取りやすく歩きやすいのですが、セットバックヒールはと言うと、ヒールの付け根から地面へとまっすぐにシルエットが伸びています。

しかしこのシルエットこそが上品の極み、ハイヒール好きの上級者さんにはセットバックヒール好きさんが多いですよね。

ピンヒール【pin heel】

その名の通り、針(ピン)を意味する細いシルエットが特徴のピンヒール。こちらもハイヒールに分類されます。

短剣を意味するスティレット(stiletto)ヒールとも呼ばれています。

こちらも難関中の難関で上級者さん向けですが、足の曲線美をこの上なく発揮してくれるアイテムと言えるでしょう。

チャンキーヒール【chunky heel】

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チャンキー(chunky)とは「ずんぐりした」という意味で、太くしっかりとしたヒールの総称です。

ハイヒールでも安定感があり、ミドルヒールでも歩きやすく、ローヒールでは無敵の存在(!?)ということで、15年ほど前より登場したチャンキーヒールは、今でも根強い人気を誇ります。

コーンヒール【cone heel】

円錐を意味するコーン(cone)ヒール、アイスクリームのコーンのように、太い根元から地面に向かって尖った逆円錐型が特徴です。

チャンキーヒールの一種のように思われがちですが、地面と接する面が小さいため、安定感があると言うよりは、デザイン性を重視したヒールと言えるでしょう。

フレアヒール【flare heel】

コーンヒールとは逆に、根元からヒールが地面に向かってさらに太くなり、裾広がりになる形のヒールです。

レトロなシルエットが特徴的で、接地面が大きいので安定感があります。

太いヒールが主流ですが、細めのフレアヒールなどのバリエーションも幅広く、ブランド感が表現されやすいデザインですね。

キューバンヒール【Cuban heel】

直訳すると「キューバのヒール」ですが、ヒールの後部が前方に傾斜したデザインを特徴とするやや太めのヒールです。

キューバダンサーの靴の特徴によく見られたことから、このような名前になったそうです。

ウエスタンブーツなどに使われることが多い印象ですが、パンプスに取り入れられることもあり、安定感、存在感共に抜群なヒールです。

スタックドヒール【stacked heel】

スタック(stack)には「積み重ねる」という意味があり、スタックドヒールは「積み重ねられたヒール」ということになります。

木目と勘違いされることがありますが、正しくは「革を積み重ね」て作ります

高級紳士靴によく使われる技法ですが、軽量化のためにパンプスでは、革の層を薄くスライスしたものをプラスチックヒールに巻き付けたり、プリントでスタックドヒールを表現したものが主流になっています。

本革のものを「本スタック」、プリントのものを「プリントスタック」と呼んだりもします。

ルイヒール【Louis heel】

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別名フレンチヒール(French heel)と呼ばれるこちらのルイヒール、ルイ(Louis)とはかの太陽王、「ルイ14世」がファッションとして確立させたことから、そう呼ばれています。

特徴は太い付け根からカーブを描き、美しいくびれを持つデザインです。

衛生観念の乏しかった当時のフランスでは汚物が街中に散乱していたようで、それをできるだけ踏まないように実用アイテムであったヒールを、ルイ14世がその曲線美に魅せられ、ファッションに取り入れたのだとか。

何とも歴史的なデザインであり、実は安定感も抜群なこちらのルイヒールは存在感も抜群です。

キトゥンヒール【kitten heel】

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「子猫」という意味をもつキトゥン(kitten)、キトゥンヒールは「子猫のような可愛らしいヒール」という意味で、高さ3cm~5cm程度の小さな曲線的なヒールを指します。

名前の通りシルエットがとても可愛らしく、ヒール高も低いので初心者さんにも嬉しいデザインです。

フラットヒール【flat heel】

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フラットヒールは、その名の通り「低く平らなヒール」のこと。私たちは俗に「ぺたんこヒール」と呼んだりもします。

安定感があり、カジュアルな印象を持たれがちですが、デザインによってはフォーマルなものも。

初心者さんにも取り入れやすく、デイリーユースにもってこいのデザインです。

ウェッジヒール【wedge heel】

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ウェッジ(wedge)とは、「くさび型」という意味で、かかとからつま先に向かって低くなる、靴底全体についたヒールです。

横から見た形がまさにくさび型に見えることから、そう名付けられました。

コルクやジュート使いで、サンダルに多いヒールデザインでしたが、安定感があることがとても人気で、パンプスにも多く用いられています。

ピナフォアヒール【pinafore heel】

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ピナフォア(pinafore)という「エプロンドレス」という名を持つこちらのピナフォアヒールは、ウェッジヒールの1種。

かかと部分からつま先部分までが一体になった靴底で、ウェッジヒールよりもすっきりとしたシルエットが特徴です。

ウェッジヒールほど足元が重たくならず、ヒールの存在感もしっかりとあるこちらのデザイン、見つけたら是非試してみてくださいね!

まとめ

いかがでしたでしょうか?あなたはヒールの種類についていくつ知っていましたか?

今回ご紹介したヒール以外にも、どんどん新しいデザインのヒールが生まれています。

ヒールのデザインに着目して、パンプスを探してみるのもとても面白いですね!

それでは、また!

この記事の著者

Tommy

1984年神戸生まれ、神戸育ち。貿易の仕事をしていた頃、趣味で通った靴づくり教室の先生からの紹介で、神戸の靴業界へ飛び込むことに。現場の店長から始め、現在では国内・海外へ神戸靴を紹介する日々。現場でのシューフィッター経験や、国内外での営業経験を生かして、靴のマメ知識をわかりやすくお届けします。

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