冠婚葬祭でのパンプスの選び方【葬式編】
こんにちは!Tommyです。
お客様からよく頂く質問で、「冠婚葬祭用のパンプスはどれですか?」というものがあります。
冠婚葬祭とは結婚式とお葬式がメジャーですが、広い意味では入学(園)式、卒業(園)式なども含まれる場合があります。
個人的には結婚式用と葬式用はあまりにもマナーが違うので分けて考えて頂きたいのですが、そう出番の多いものではないので、1つで済ませてしまいたいお気持ちもお察しします。
今回はお葬式でのパンプス選びのマナーについて学ぶことで、兼用の道を探っていきましょう。
葬式に適した靴の選び方
完結に言いますと、「黒、ラウンドもしくはスクエアトゥ、3~5cmの細すぎないヒール、布かスムース素材のパンプス」です。
それでは、それぞれのポイントについて細かく見ていきましょう。
色
お葬式で着用する礼服はブラックフォーマルですので、それに合わせるパンプスの色は間違いなく「黒」です。
その中でも、光沢のある黒や透け感のある黒、キラキラした黒は華やかさをイメージさせるので控えましょう。また落ち着きのある色であっても、グレーやブラウンなどはカジュアルなのでNGです。
黒と一言で言っても、「落ち着きのある黒」と覚えておきましょう。
お通夜やお葬式は靴を脱ぐ機会も多いので、中敷きの色にも気を配ることが大切です。黒やベージュなど、落ち着いたトーンのものを選びましょう。
ストッキングについても黒を着用するのが良いでしょう。
デザイン
フォーマルなデザインを求められるため、プレーンパンプスであることは大前提です。
パンプスが脱げてしまいやすい方は、シンプルなバックルのついたストラップパンプスを選んだり、中敷きを敷くなどの工夫をしてみてくださいね。
シンプルなデザインであっても、つま先の開いたオープントゥや、かかとのないミュールタイプはカジュアルとされるデザインなので控えましょう。
つま先の形についても、丸みのあるラウンドトゥ、きっちり感のあるスクエアトゥなどが良いでしょう。ポインテッドなどは華美なイメージがあるため、お葬式には不向きです。
ポインテッドよりも少し丸みのあるアーモンドトゥであれば、マナー違反とされることはないでしょう。
ヒールの高さ・太さ
繰り返しますが、華美なもの、カジュアルなものがNGとされています。
つまり華美なイメージの強いハイヒール、ピンヒールや、カジュアルなフラットシューズやウェッジヒールなどは控えた方がよさそうです。
高すぎず低すぎない3~5cmヒールで、細すぎず太すぎない安定感のあるヒールのものを選びましょう。
また、お葬式は厳粛な場です。ヒールの音が鳴り響かないような配慮も必要です。消音リフト(ヒール先端のゴムが柔らかく、音が鳴りにくい)のものを選んだり、かかとから強く踏み込まないような工夫が必要です。
ちなみに妊婦さんや足が不自由な方など、歩行に不安のある方は安全を最優先して、低いヒールのものを選んでくださいね!
素材
実はこの「素材」についてが一番見落としやすいので要注意です。
キーワードは「殺生を想起させるものを避けること」です。
動物の革はかつてタブーとされていましたが、最近ではシンプルなデザインのものであれば許容される傾向にあります。布素材や、本革・合成皮革のスムース素材を選ぶと良いでしょう。
クロコ、パイソン、アニマル柄やスエードなどは、型押しや布素材であっても避けた方が良さそうです。
まとめ
「やってはいけないこと」が多いように感じますが、お葬式とは故人と最後のお別れを行う場所です。
お葬式ではおしゃれをするのではなく、マナーを優先することが大切です。
マナーを無視した服装は周囲に不快感を与えてしまいます。参列する際にはご遺族の気持ちに配慮しましょう。
当店でも「la fille Splendede(ラ・フィーユ・スプレンディド)」のシリーズが比較的使いやすいブラックフォーマルシリーズとなっておりますので、ご参考にご覧くださいませ。(ハイヒールなどの華美な商品も含まれますのでご注意ください。)
さて、いかがでしたでしょうか?
果たして冠婚葬祭兼用は可能なのか、次回は「結婚式用パンプス」についてお話したいと思います。
それでは、また!
[…] こんにちは、Tommyです!前回は「冠婚葬祭でのパンプスの選び方【葬式編】」と題しましてパンプス選びについてお話をさせて頂きましたが、本日は「結婚式編」です。 […]